Wisdom

お役立ち情報集-生活編-

生活のための手続き:家の契約・引っこし編

養護施設等や里親さん宅からすだち、引っこしをするときのエピソードを先輩たちに聞きました。
最後に「家の契約・引っこしやることリスト」と、費用の目安や使える制度ものせています。
ぜひご活用ください。

養護施設からはじめて一人ぐらしをするときは、施設の車で職員さんと一緒に引っこしをしました。
荷物をぜんぶ持っていくと、もう自分の場所はない感じがしてさみしかったですね。
実家がある友達は、いつ帰っても自分の部屋があるそうで、いいなあと思いました。
その気もち、共感します。切ないですね。
わたしははやく施設をでたいと思っていたのに、一人ぐらしになったときは静かで怖かったです。
ずっと動画をながしていました。
ぽっかり心にあいたさみしさは時々感じますが、1か月くらいすると慣れて、誰のことも気にせず、自由だ~最高!とのびのびしています。
家をかりるときは、自分は30万円くらいかかりました。そして家具や家電でさらに10万円くらい…。アルバイトでためた貯金や児童手当、卒園お祝い金が一気になくなりました。
急に現実がおそってくる感じ、18歳の自分にはすごくきつかったです。
今となっては、よくがんばったな自分、と思います。

よくわかります。お金も契約も、急に社会にでるみたいで大変ですよね。
その気もちもありつつ、インテリアが好きなので、家具や家電を選べるのは嬉しかったです。
インスタグラムでいろいろ見てイメージしていましたが、どれも値段が高い……!
地元のホームセンターが、安くて便利なものが多かったですよ。
自分はシェアハウスに入居したので、とても安かったです。さみしくないですよ。
友人は、グループホームだったり、家族のもとに帰ったり、職場の寮にはいったり、恋人と同居などいろいろです。
一人ぐらしだけが選択肢ではないですね。
ただ人間関係はいろいろあるので、相談できる人がいるといいですよね。
私のなやみは「家の契約のときの緊急連絡先、だれに書いてもらう?」でした。養護施設からはじめての引っこしのときは施設長が書いてくれましたが、7年たって引っこすときは頼りづらく…。
いろんな先輩にどうしたのか聞きました。
みんなたくましく生きているなあと元気がでました。
契約、ややこしいですよね。
そのたびにひとりぼっちを感じます。
家の契約だけでなく、水道や電気、インターネットなど、契約がいっぱい。よくわからず、とりあえず信頼できる大人に聞きまくって、書類を書きました。
NHKの契約の人が家にきたので、よくわからないまま、おじいちゃんとの家族割をもうしこんだら、おじいちゃんにばれておこられました。
現実や社会がこわいよーとおびえていましたが、とりあえず淡々と手続きをこなしたら、意外とだいじょうぶだなあと思いました。
巣立ち、新生活は、人生の大きな節目のひとつだったなあとしみじみ思います。あるある話がつきないです。(編集担当:30代ユースA)

家の契約・引っこしやることリスト

やる時期やること手つづき先・内容
数か月前~物件さがし物件紹介サイトや仲介管理会社で物件をさがします。
1か月前~(物件によってちがいます。)物件決定
保証人・保証会社など決定
かりたい物件の契約をします。
契約前には、書類などの審査があります。
物件をかりるときには、アクシデントがおきたときに保証を行う保証人が必要となります。保証人が見つからない場合、保証会社と契約する方法もあります。(必ず保証会社と契約することが必要な物件も増えています。)
保証会社との契約でも、緊急連絡先として、家族や知りあいの名前、電話番号などが必要になることが多いです。
引っこし業者見つもり・決定引っこし業者に見つもりを依頼しましょう。
引っこし業者がいそがしい時期は、依頼がむずかしかったり、費用が高くなることもあるので気をつけましょう。
荷物が少なければ、単身パックもおすすめですし、施設等の車やレンタカーなどで引っこしをする人も多いですよ。
引っこし2週間前~当日役所の手つづき引っこし日の前後14日以内に手つづきが必要なものが多いので気をつけましょう。(くわしくは役所編をみてください。)
ライフライン(水道、ガス、電気)ネット回線、NHKなどの契約多くは、仲介管理会社が案内してくれる各ライフライン会社と手つづきをします。
郵便局で転送の手つづき前の住所にくる郵便物を、1年間新しい住所に送ってくれる手つづきです。その1年間の間に、手紙を送ってくる人に住所が変わったことをしらせましょう。
引っこし後できるだけ早く住所の変更郵送物、銀行、証明書、資格などの住所の変更をおこないます。


〇家の契約・引っこしにかかる費用の目安…物件や契約の内容によってもかわりますが、30万円~50万円くらいが目安です。家の契約や引っこしの専門のサイトなどでわかりやすく解説されていますので、しらべてみてください。

〇養護施設や里親等から巣立つ若者が、生活費、家賃などをかりられる制度があります。借金となりますが、利子がなく、数年働くと返さなくてよくなります。 地域によって内容や金額がかわるので、お住まいの地域でしらべてください。 こちらで検索→「社会的養護 自立支援金貸付制度(じりつしえんきんかしつけせいど)」

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